ガンバの冒険
1975年、ですかね。まだ小学校1年生でした。
天才、山下毅雄氏の初代緑ルパンに次ぐ偉業!
本編もそうでしたが、単なる子供向けじゃない、触れる子ども達にはホンモノをっていう意気込みみたいなのを感じてしまいますね。
人生初の体に染み付いたOP曲のLATIN。ED曲も子供番組のウタモノには本来あり得ない詩…。
とにかく、サンバの楽しさとカッコ良さを人生で初めて教えてくれたのは山下ガンバ、ジャズ、ファンクも山下ルパン。
日本のものじゃないっていうワクワクさはありましたね。
今聴いてもかなり徹底してるし思い切ってたんだなあと感心しきり。
ガンバを音楽も含めて印象に残っている方にはマストでしょう!
私はこのOP曲を聴くと今でも無性に勇敢になった気がします。きっとシッポは立てるもの!
ガンバの冒険 DVDBOX
アニメ史上に輝く大傑作。
内容については他の方のレビューをご覧頂くとして・・・
このBOXセットについて。
セット内容は、通常のトールケースサイズ×6、薄いブックレット、ガンバ達7匹+ノロイにチーズにサイコロ×2のキーホルダーチャーム(初回限定かも知れない)、描き下ろしBOX。
それと購入者応募特典で3000円分の小為替でガンバ達7匹+ノロイのフィギュアが手に入るそうです。
確か7月31日までのはず。→〆切、延期されたそうです。詳しくはメーカーのサイトでご確認下さい。
まず、購入者応募特典について。
詳細はBOX表面のシール(写真なし)だけで、中の応募用紙も白黒。
ノロイは30cm近く、ソフビ製でガンバ達も付属するらしい。
これぐらいしか分からない。
なによりそれまで告知されていたボードゲームからフィギュアに変わったのは何故か。その説明が一切ない。
唯一の映像特典のCMにも購入者応募特典としてボードゲームの存在が謳われているのに。
→申し訳ない。外国向けの売り込み用映像?も付いてました。本編を編集した数分のやつですけど。
→いつの間にかメーカーサイトに写真出てました。出来はかなり良さそうでした。
トールケースジャケットは旧版の2巻がザクリとガンバ達のイラストに変わっている。
ブックレットは登場人物・本編の簡単な紹介と内海さんのインタビューくらい。付かないよりはましという程度の代物。
旧BOXに附属していたというメイキング本に比べるととても物足りない。
旧BOXをお持ちの方は勿論、単品版しか持ってない方も買い換える必要はないと思う。
再販は素直に嬉しいし、一年間期間限定生産の旧BOXを購入された方を気遣ってのことなのだろうが、もう少し考えて欲しかった。
価格も安いので商品としてのこのDVD-BOXの評価は辛うじて星一個減。
「ガンバの冒険」自体は星いくつ付けてもおっつかないほどの名作なのに。
ジャイアント・ロボ~ルパン三世/早すぎた奇才 山下毅雄の全貌 MISSION1<アニメ編>
山下毅雄 氏のアニメ、特撮系の代表作品集!
そのバラエティの豊かさと、質の高さは、天才であり職人でもあるという稀有の存在を、改めて認識させられます。
一見まったく関連性が無いように思えた音楽たちでしたが、こうしてまとめて聴いて初めて、コーラス、スキャット、口笛、東洋+南国のリズムという共通点があることに気づきました。
これらが、みな、山下毅雄 氏によるものだったとは知りませんでした。
私たちは、子供時代に、何と贅沢な音楽を浴びていたのかと驚きます。
一部を除き、各作品数曲ずつ収録していますが、特筆すべきポイントは・・・。
・「スーパージェッター」が山下氏だったとは!主題歌も収録、口笛がヤマタケ流!
・「悪魔くん」水島早苗嬢による「エロイムエッサイムゥ〜」という独特のオープニングテーマ、他。
コーラスをうまく生かしている点が氏の特長。ソロモンの笛の音、一転してアップテンポの悪魔くん主題歌(TVサイズ)も入っています。
・「ジャイアントロボ」主題歌は、TVサイズ第1話効果音入りを収録。男性コーラスの歌い出しがカッコイイ!
挿入歌「ジャイアントロボソング」では、「ダダダダダダダロボロボ」のコーラスが楽しい。
・「佐武と市捕物控」小林昭二のナレーション入りオープニング、他。大人の時代劇アニメという新境地に挑戦!!
・「丸出だめ夫」だめだめ・・・というこれでもかというダメ押しコーラスがポイント。
・「ゴルゴ13」伊集加代子嬢による歌が、これも大人の雰囲気。
・「冒険ガボテン島」主題歌。まさに南国、楽しい冒険の歌(難破だけど)。
・「ガンバの冒険」ガンバのうた、他、これもサンバのリズムやスキャット曲あり!
・「ルパン三世」チャーリー・コーセイによるTV主題歌、伊集加代子嬢のスキャット、セルフカヴァー「オリジナルBGMコレクション」(ステレオ)からも数曲収録。
各単独盤が出ている作品が多くありますが、それらの聴き所を数曲ずつ集めた本盤は、お得です。
買うしかない!!
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
著者は巻末に、ニホンカワウソが辛うじて生息している事を、付記した。
本書の刊行が1982年・・・まだカワウソが生きていることを、誰もが確信
できた時代だった。
現在、生息は未確認とされ、絶滅したとの見方もある。
■ カワウソ属ニホンカワウソ
■ 最終目撃例 : 1979年/高知県須崎市
■ 絶滅危惧1A類(環境省レッドリスト)
この本を読んでほしい。
なぜかれらが姿を消したのか、思いを馳せてほしい。
ガンバが、キマグレが、そしてカワウソたちが、呼んでいる。