プーリップ / kirsche (キルシェ) F-603
イベントで一足先に実物を見ましたが髪の色が写真のように真っ赤じゃなくてオレンジに近い朱色っぽいです
真っ赤な髪を期待してたらガッカリするかも?
でも写真ほどドギツイ感じはなく落ち着いた感じのする可愛い子でしたよ
Pleiades
もともとティル・ナ・ノグのために買いましたが、他の曲にもはずれはないだろうとは考えてました。
1曲ごとに曲調が変わり、アルバム流し中に飽きることはないと思われます。
私自身これが初めて買うキルシェ作品ですが、他の作品の入手を考える内容です。非常に満足です。
Schwarz Nacht
みとせのりこさんの艶めいた、あるいは甘ったるい、もしくはロリ声。シュバルツ・ナハト、黒い森と訳すか森の黒と訳すかは聴いてから考えよう。
と、毛穴がぞわぁっとするような早く大きなビブラート。フィドルの哀愁。民族音楽っぽくもあり、しかしポップス的ダイナミクスは保って。
2曲目のデュエットはやや冗長だけどバンドネオンの音がよい。
「ある午後の情景」はもっと評価されるべきタグを付けたくなる小品。短いしアコギだけだし...などといわずに、この名曲の短歌のような潔さに酔いませんか。
結論として、「買ってよかった」と言えます。この10分程度のCDを毎晩寝る前に聴くためだけに買っても損はしないと思います。
ヨルオトヒョウホン
みとせさんの魅力は何よりも、その壊れてしまいそうなまでに透き通った声にあると思います。まるで風鈴を弾いた時のような、高音かつブレの無い歌声は、曲調と相まって、聴いている人を幻想的な世界へと誘ってくれます。
お勧めの曲は「蝉時雨」「untitled crinema~オクターヴ・ワルツ~」「une plume d'hiver~冬の羽~」の三曲。
「蝉時雨」はギター・ドラムを中心に展開しますが、楽器の使い方が非常に巧く、独特。何回聴いても、何故この楽器の組み合わせでこんなにしっとりした曲が……と思ってしまいます。メロディ・サビ部分、どれも聴き所満載の仕上がりになっていて、特に勧めたい曲です。
「untitled crinema~オクターヴ・ワルツ~」は、まさに幻想的な一曲。少しダークでミステリアスな曲調と、みとせさんの音域の広さが存分に愉しめる、特徴的な一曲です。
「une plume d'hiver~冬の羽~」は、どこか儚げな一曲。 冬の街全体が季節に眠る中、何処かへ飛び立つのか、空を羽ばたく鳥に想いを寄せる――。そんな、叙情的な曲です。元々みとせさんの歌声はこういう儚げな曲が一番ふさわしいのかもしれません。
crochet
タイアップや楽曲提供等で使われたセレクションアルバム。彼女の高音の倍音の響き遺憾なく発揮されている。「蝉時雨」はメロディと歌、歌詞の調和が成された美しき名曲。抜けの良いスネアのサウンドと、かなり上の音域で動くベースラインがアクセントとなっており楽曲の魅力を引き立てている。「Viendarri」は一転してエキセントリックな無国籍サウンドに造語の歌詞が乗ったプログレッシブな構成の楽曲。やはり名曲「alive」は原曲とは全く違ったリメイクバージョンで収録されていて原曲のメロディ重視のアレンジに比べ、バグパイプやシンセが自由に飛び出る実験的なアレンジとなっている。同人音楽サークルに提供した「Apple Tree」も収録。「鳥のように抱いて」は80年代の歌謡曲を髣髴とさせる郷愁的でセンチメンタルな曲調が素晴らしく、最後のコーラス部分まで気は抜けない美しい楽曲となっているぞ!爽やかな曲調ながら溢れんばかりの哀愁と切なさが漂う「落ち葉舞う頃」も素晴らしい。上に紹介した以外にもどの曲にも隙は無い!