アット・ジャズ・カフェ・ピアノ・トリオ
ジャズ初心者ですが、ピアノの音色が好きなのでこのCDでジャズデビューしました。
ウチはまだ小さい子供が2人いて夕方とか忙しくてイライラしがちになり
カフェとはかけ離れた生活ですが…このCDをかけてると心地よく癒されて、心がおおらかになりまったくイライラしなくなりました♪
ピアノの美しさに惚れ惚れです
レコード・コレクターズ 2011年 12月号 [雑誌]
レコード・コレクターズ12月号は、史上最も有名な未完成アルバム、スマイルがオフィシャル・リリースされましたので、スマイル特集です。先ずは、肝心要のブライアン・ウイルソンのインタヴューです。ブライアン(彼ももう69歳)は、スマイルは、先鋭的、前衛的過ぎた。2004年まで発表すべきではなかった(ブライアン版スマイルの事か?)。また、今回のスマイルは、小さな断片の寄せ集めだ。ヴァン・ダイク・パークスとは気が合ったし、とても良い曲が書けたと思っていると述べています。しかし、ブライアンが余り気乗りしなかったのか、インタヴューは中途半端出に終わった気がします。
次いで、スマイル・ヒストリーです。1966年ペット・サウンズが発売され、レコーディングの際使用した、エレクトロ・テルミンに興味を持ち、これがグッド・ヴァイブレーションとして結実します。同じころ、ヴァン・ダイク・パークスと出会い、彼の米、近代現代史についてのユニークな持論、音楽的なアイデアに関する制約のなさに強くひかれ、ツアーからの撤退を表明していたブライアンは、持てる力を振り絞り、スマイルの製作に没頭します。しかし、ブライアンのドラッグ依存、暴走、ヴァン・ダイクとのトラブル、そして降板等が重なり、当初1966年クリスマスに発売が予定されていた物が、伸びに伸び、終に1967年5月に発売中止が公表されるに至ります。1988年ビーチ・ボーイズのリマスター盤が続々と発売されていた頃、スマイルも発売予定されていたようですが、これを妨げたのが、ユージン・ランディだったといわれています。そして、2004年にブライアン版スマイルが発売され、今回ビーチ・ボーイズ版のスマイルが発売され一応!!の決着が付くわけです。
私事ですが、ビーチ・ボーイズのレコードをはじめて購入したのは、スループ・ジョンB,ウィンディー等4曲入りのEP盤(アルバムは小遣い不足で買えませんでした)で、中三のときでした。その後、グッド・ヴァイブレーション、英雄と悪漢を購入し、スマイルを首を長くして待っていた記憶があります。
今号は、スマイル・コレクターズ・ボックスについての解説、スマイル関連音源発表の歴史等興味深い記事が満載です。ビーチ・ボーイズ、ブライアン、フアンの人には、超お勧めです。
太陽の女神(紙ジャケット仕様)
私は今回の紙ジャケで購入というかなりの後追い組です。1,5曲目のプロデュースがモーリス・ホワイト、残りがテオ・マセロ!!と
ラムゼイ・ルイスの共同プロデュースという事ですが、私は後者のうねる様なリズムの作風の方に惹かれました。1曲目が有名という事ですが、ギターのカッテングで始まり、ストリングス、コーラスと重なる辺りとても印象的です。作者が(M.White/J.Lind)というのが目に留まりネットで検索(苦笑)。ここからは私得意の横道、反則レビューです。悪しからず。
J.Lindと言うのは、ジョン・リンドの事ではないですか!!フィフス・アヴェニュー・バンド、ハウディー・ムーン、ホワイト・ホースと言ったバンドを渡り歩きEW&Fの「ブギー・ワンダーランド」を共作したあの人。本作が74年作だからハウディー・ムーンの頃にはモーリス・ホワイトと係わりがあったのですねえ。妙に感心してしまいました。
かと言って前述のバンドと本作の類似性があるわけでは無く、ジャズ・ファンクがお好きな方へのオススメ作です。うねる様なリズムに乗っかるラムゼイ・ルイスの鍵盤楽器も素晴らしい。