【2枚組完全盤】アラビアのロレンス(Lawrence Of Arabia)
2枚組ではあるがDisc 1のみが「アラビアのロレンス」のコンプリート・スコア盤で26Track。77分収録という大作。
オリジナル・サウンド・トラック盤ではないにしてもアラビアのロレンスのサントラ盤として聴いても何の違和感も問題もない。
ベン・ハーや大脱走は完全盤が音源が発掘され発売されたがこのアルバムもその一連として受け止めてもいいでしょう。
なんたってオープニングから砂漠が見えてくるんだもの。
ラストまでの77分間。ロレンスに浸ってください。
アラビアのロレンス 製作50周年記念 HDデジタル・リマスター版 ブルーレイ・コレクターズ・エディション (初回生産限定) [Blu-ray]
一足先にUK盤を購入、本編に日本語字幕は無いですがDVDを所持しリバイバルにも四回程駆けつけているので特に問題はありません。とにかくため息が出る程美しい映像です。砂漠の清潔さにはロレンスと同じように心惹かれます。
バカ高いコレクターズエディションを買うのでしたら海外版の方が良いのでは? 特典には字幕がありますし、一年後には本編のみの廉価版が二千円以内で購入できるでしょう。
スピルバーグを始めとして、世界中の映画人やファンに愛されている作品です。本来は劇場の大スクリーンで観るのが一番ですが映像の美しさとプリントの傷等を考えると今の時代はブルーレイでの鑑賞が最適、となるのでしょうね。
私は保存版として購入しましたが、更にリバイバルがあれば劇場にも駆けつけます。
安くなったら国内版も購入する予定です(笑)
アラビアのロレンス (1963年) (岩波新書)
トマスエドワードロレンス(Thomas Edward Lawrence)は
1888年8月16日生まれ。
考古学者
砂漠の叛乱
砂漠の叙事詩
闘争と孤独
この人を見よ
という章立てになっている。
ロバートペインの「アラビアのロレンス」を訳出中とのことだけあって、参考文献が充実している。
アラビアのロレンス オリジナル・サウンドトラック
1987から89年にかけて、デヴィッド・リーンは、”世紀の大作”アラビアのロレンスの復元作業を行った。このCDは、復元されたアラビアのロレンスのサウンド・トラック盤である。最初のサントラも名盤中の名盤と言えるが、音楽を担当したモーリス・ジャールは、さらにスケールアップさせている。9が、新たに挿入された曲である。今回は、モーリス・ジャール自身が指揮し、ロンドン・フィル・ハーモニック・オーケストラが演奏している。アナログで録音しデジタル・リマスタリングして復元された音楽。これは値打ちのある作品だと思う。
Lawrence of Arabia
このアルバムはサントラのスコア盤を新録音で次々と商品化しているイギリスのsilva screenから発売されたもので、都合ジャケットなどを変えて三度発売されています。
サントラには収録されていなかった曲が追加されているのは嬉しいところで、モーリス・ジャール、またはアラビアのロレンスがお好きな方でしたら、聴く価値はあります。
ですが、他の方も書いておられるように、サントラ音源と比べると迫力に欠けます。音質そのものはいいんですけどネェ…。
ちなみに1曲目の序曲が4:27秒とジャールの指揮した4:14秒ものと比べ10秒以上も長くなっていますが、この序曲、映画製作にあたって最初に録音された英国の有名指揮者サー・エイドリアン・ボールトのバージョンに似せているからだと思われます。
実はボールト指揮のバージョン(4:26秒)がいちばん迫力があります。残念ながら62年に発売されたモノ盤のLPでしか聴くことが出来ませんが。
映画のクレジットでは、出資者との契約関係でボールト指揮となっていますが、実際はジャールが指揮しているそうです。なんでも映画特有の画面と併せたスピードで指揮をする、ということがボールトには巧くできなかったそうで、結局ジャールの指揮での再録音となったそうです。
ということで、ボールトの指揮したバージョンに近い序曲も聴けるCDはこのレーベルのものだけです。