ソング・フォー・ユー~ラヴ・ソングス・オン・チェロ2
厚みのあるチェロの音がまずいいと思います。
クラシックの奏者がポップスを弾いてヒットさせることは珍しくなく
実力より曲の耳なじみで売ってしまうことはよくありますが、この
場合はそうではなくて、クラシックを弾きこんできたのだけれど
自分が好きな曲を、さらに弾いている、という感触です。
東京都交響楽団の主席チェリストとしても活躍している方ですが
大変都会的なセンスを持っている演奏家だと思います。
選曲もスタンダードの名曲がずらりと並び、イージーリスニングとして
聴くというよりは、手練れによるポピュラー・コンサートを楽しむ感じで
聴くと、肩の力が抜けて、こちらも楽しいと思います。
イマージュ 5cinq
イマージュシリーズの最新作。最近、あまりCDを買うことがないのだが、イマージュシリーズははずれがないため、つい買ってしまった。相変わらず癒される曲ばかりであり、家で読書しながらでも、眠る直前でも、通勤通学の途中でも、どこで聴いても心が穏やかになる。収録されている曲の多くが、そのサビの部分をどこかで意識的・無意識的に聴いたことのある曲で、「あ、この人の曲だったんだ」と軽い驚きを覚えることもある。大人向けのCDである。
デンオン・Jクラシック・コンサート・ライヴ [DVD]
高木綾子さんのDVD、まだ、単独では発売されていない現状において、高木綾子さんの素晴らしいフルートの演奏を、DVDの美しい映像で鑑賞できる貴重なDVDです。
高木綾子さんのフルート演奏の部分、ほぼ、毎日、鑑賞しています。
皆さんも、是非、この感動を味わってください。
「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
全然 前知識なく映画「おくりびと」を見ました。
人はみなおくりびと、おくられびととなる宿命の刹那さと、
死をもって残された人間に教える贈り物、“愛”を感じさせる映画でした。
台詞は少なく、淡々と納棺師が死者を送り出す単純な作業なんだけれど、
そのひとつ一つの動作がお茶のお作法のごとくきちんと順序立てて行われているのは、
やはり日本人だなぁと感じた。
ただそこに絶えず流れてくるチョロの音であったり、ピアノの音であったり、、、。
久石譲の世界だなぁ〜。
ジブリ音楽では久石譲さんの曲はたくさん聞いてきたけど、チェロのソロで
メロディラインも単音で聞かせてくれるのは珍しいのではないかなぁと思う。
美しいメロディが耳に残り、また悲しみを誘う。
語らずとも音が胸にずしーんと響き渡り、涙があふれてくる。
なんと言っても、この音楽のすばらしいところは、チェロの音域を使ったところだと思う。
チェロのソロコンサートにでも行かなければ聞くことのないほど、チェロの音が終始奏で
られていて、とても心が落ち着いた。
死と向き合う、人間の尊厳を感じた。
場面、場面とチェロの哀愁満ちた弦の響きがよく合っていたと思う。
この曲の原曲はあるのだろうか?知りたい。
古川展生ベストコレクション-クラシック-
チェロの音域での演奏は心が和む。古川展生のチェロは好きです。彼は、クラシカルにとどまらず他のジャンル:タンゴ、ジャズ、ポップスのアーティストとのコラボレーションも多く、幅広い演奏・創作活動で活躍中です。しかし、ファンデーションはクラシカル・ミュージック。このCDには、“夢のあとに(フォーレ)”を始めとしてチェロの定番曲がほとんど入っていて、古川展生の心にしみいる演奏が聴けます。皆様もどうでしょう?