スリーピー・ホロウ (徳間文庫)
映画「スリーピー・ホロウ」のノベライズ。(原作ではない)
映画を観て気に入ったので読んだ。表紙は映画の写真で、口絵のカラー写真もある。
映画の内容がよりよくわかる。特に、映画の最後の方の、風車小屋に粉をまいたところへ何故あんなに火が広がるのか、映画ではよくわからなかったしそうも見えなかったが、このノベライズによるとあれは「粉塵爆発」だそうだ。なるほど。
巻末の解説に、原作者ワシントン・アーヴィングについてや、原作についてもちゃんと載っているので、より世界を広げるにも向いている。
スリーピー・ホロウ <コレクタ-ズ・エディション> [DVD]
この映画ほどバートンーデップコンビで、わくわくドキドキ楽しめるものは、ありません!
19世紀初頭?の東部アメリカの、おどろおどろしい景色とクラシックな自然と街と人々・・・
原作はアイヴァンホーやなんかを書いた人なんですね。
んでもって、気持ち悪い森の大木やんかが、本当に怖いおとぎ話の感じで、もうワクワク・・・
で、臆病なのに、良く働く、頑張り屋のイカボット(ジョニー・デップ)が最高です!!!
ほかの人もみんな面白い。
だけど、一番、いっちばん主役は、あの首のない騎士だと思うんですよね!あの人がものすごい勢いで森を駆け抜ける。首を切り落としたりして!!!あれを描きたいがために、この映画を作ったんじゃないか、と思うくらい、ドキドキ興奮します!!!で、あの、馬で走ってるだけで、首が出てくるのも1回だけ?の騎士を演じているのは、クリストファー・ウォーケンなんですよー!!!
モットーは役柄を選ばないこと!!!さすが!!!
で、あらためて、ティム・バートンは、怖いけどクラシックな格調のシーン、というものに魅せられてるなー・・・!と思います。私もこれでもか状態に見せられるクラシックな恐怖シーンにノックアウト!です。
ゴシック・ホラーとかいいますが、そこにこの世に生きてつらい目に会わされた恨みと悲しみ、があるんですよね。まだ悟りは開けてない、凡人の悲しさ、なんだけど。ゴシック・ホラーとは、この世の苦しみをマイナス方向に昇華した、ということなのかも。その美しさとスピード感がたまらない映画です。
スリーピー・ホロウ [DVD]
ティムバートンらしい映像美。18世紀のアメリカが舞台ですが、ファンタジーというか、恐いおとぎ話のような雰囲気があります。
首なし騎士の迫力と怖さ。彼の愛馬の走る音や剣を振る時の効果音が、それに拍車をかけています。
マジメだけど度々気絶するユカイな主人公。ジョニーデップの演技の幅の広さを思い知らされます。
全体的にはホラーな雰囲気ですが、クスッと笑えるユーモアな部分も多く、怖さばかりが先に立つ作品ではありません。そこがまた楽しめました。
少し複雑なサスペンス要素もありますが、そこは視聴者に「犯人探しをさせよう」というよりも、「スリーピー・ホロウ(舞台となっている村)」の謎めいた不気味さを演出する手助け的な要素に感じられました。
あと、クリスティーナ・リッチ演じるカトリーナが凄ぇ可愛かった(笑)
外国人女優の大半は「美人」「セクシー」「格好いい」といった感じですが、そういう意味では彼女は異色でした。お嬢様のような可憐さと、不思議な妖しさを兼ね備えた非常に魅力的なキャラクターです。
私は特にティムバートンやジョニーデップのファンというわけではありませんが、この映画は最高に楽しめました。今まで数々の映画を見てきましたが、その中でも1、2を争う映画です。
絶対にオススメします!!
最後に。
この「DTSバージョン」は以前に発売された「コレクターズエディション」よりも手頃な値段なのですが、同様の特典映像は収録されていません。
予告編と、監督の音声解説のみです。
※「コレクターズエディション」にはメイキングやインタビューなど、約1時間の映像特典があります。
スリーピー・ホロウ【字幕版】 [VHS]
全編、モノトーン調ぎみの色みで構成されていたり、衣装や道具などによって、その映画のフインキがイイ感じで出ているのかなぁと思っていると、主人公のどこか間抜けっぽさ(そこは、ある意味おもしろみがあるけど)や亡霊などが普通にCGで表現されたり、簡単に人がバッサバッサやられてしまうところが、なんか最初の印象とどんどん変わっていって、裏切られた感じがした。でもむしろティム・バートンらしい作品かも。
スリーピー・ホロウ【日本語吹替版】 [VHS]
最新の科学技術を使って事件を解決する警官イカボットはスリーピー ホロウ
に派遣される。そこでは、被害者全員の首が無くなるというじけんだった。
村人はヘッドレス ホースマンが持ち去るという。調査を進めるが一人、
また一人と殺されていく。
シザーハンズのコンビ、ティム バートンとジョニー デップが放つ傑作。
ハラハラさせられる、謎解きありアクションあり。
僕が進めるこの映画を是非楽しんでください。