僕らの時代
これは好盤。
ジブリ映画にマッチしそうな歌声というのが第一印象。
ピアノ弾き語りのシンプルな作品ながら、音楽は力強く極めてリッチである。
楽曲は総じてモチーフに富んでおり、全方位にキラキラと動き回る展開が
次から次へと新たな地平を見せてくれる。
この一曲からいったい何曲作れるのだろうか?と幾度も唸らされた。
キャッチーでひねりの効いたポップ・センスはときにトッド・ラングレンを彷彿させ、
「吾子(あこ)」のような難曲では高度な演奏能力も披露しており、
自由奔放というか自由自在に音を操っている感がすごい。
現在(いま)に戸惑う等身大の歌詞も老若男女問わず共感できるのではなかろうか。
ところで同じamazonのMP3カテゴリーでは全曲試聴できるのに
なぜここには無いのか。
未来は俺等の手の中
ブルーハーツのトリビュートから漏れたらしいけど、
これをブルーハーツと呼ばずに何をブルーハーツと呼ぶのか?
かつてパンクが果たした役割を、現在はヒップホップが担っている。
見事すぎるカバー曲。
ボクらの時代 自由になる技術 80歳詩人の言葉を聞く
ノーカット版のDVDを探していたら行き着きました。
放送を見ていたので、特別な目新しさはありませんでしたが、
作品とは違った、生きている谷川さんの人間味に触れられる感じがして、
しかも谷川さんのお仕事の「生きた」エピソードなんかも読めて、
私は楽しめました。
本は、テレビ番組の対談を本にした内容です。
10のテーマについて、
箭内さん、宮藤さん、谷川さんで話し合っている内容です。
巻末には、谷川さんの「みみをすます」が特別収録されていました。
つい、音読してしまった。
本のボリュームは多くないので、
早い人なら30分くらいで全てが読めてしまうでしょう。
なので、立ち読みを強くすすめます。
哲学的な、禅問答てきなやりとりを期待している人には肩透かしです。
ただし、人間、谷川俊太郎さんの「ありのままの」一片が感じられます。
でもそれは放送を見たからかもしれませんね。
1000円そこそこで、谷川さんの魅力を得られるのだから、買い。
そう思える人に、オススメです。
万人ウケしないこと、友達にはまず勧めないこと、を理由に、
★は4つとさせて頂きました。
ボクらの時代 芸とロック ~悩みながら前に進む
斉藤和義さんのファンですがプライベートなこともちょいちょいでてきてにやけたりしちゃいます.でもこの本でほんとに心にしみるのはお二人の対談から生きてく素直なすべを感じられたり 意味のある言葉からヒントをもらったりできることです.大切な1冊になりました.おすすめです^^
ボクらの時代 ロングヘアーという生き方
「堂本兄弟」で時折垣間見せるそのセンスから
たかみーには以前から興味を抱いていたが、
いかんせんそれ以外の接点が「アルフィー」しかないので深入りを躊躇していた。
しかし、この本を通じ、たかみーについてよく知ることができたので、満足。
そしてもちろん
ただだべっているだけで、その会話がすばらしく笑えるコンテンツになるみうらさん、リリーさん。
それにたかみーも加わると、さらに笑えるものになるのだ。
大人の話術のエッセンスがつまったすばらしい参考書である。
日本男児たるもの、こういう大人になっていかなければならない。