コンピ・クルセイダース’78~’87 vol.38
ビート・クルセイダースのヒダカトオル選曲の80年代コンピなんですが、
マニアックな選曲が実に素晴らしいです。
メジャーコンピには選曲されないであろう名曲が満載なんですよ。
特に、現在入手困難な、
New Musik / Living By Numbers
‘Til Tuesday / Voices Carry
この2曲が手に入るだけで、80’sマニアはホクホクなんですね。
実にありがたい選曲です。
おもしろいのは、80年代洋楽だけでなく、時の邦楽ナンバーもセレクトされていることです。
Shogun / 男達のメロディー、ナント懐かしい!!
旨そうなアジサンド、思い出しちゃいました〜。
戸川純 / さよならをおしえて、
たとえ私が事故で死んでも、安心しちゃぁいけない…。実にシュールですね!!
ウーメン・イン・ロック [DVD]
ニナ・ハーゲン、スリッツ、スージー&バンシーズ、ガールスクール、マニアD.、ザザの
6バンドの演奏とメンバーによるコメントが収録されている。
ニナ・ハーゲンは「ジギー・スターダスト」他1曲。
スリッツは、エスニックな3曲のライブ映像で、ドラムはポップ・グループのブルース・スミスのようだ。
これは、彼らの輸入盤DVDにも収録されていた。
スージー&バンシーズは3rd.アルバムの頃らしきライブ映像が3曲。
「ジグソウ・フィーリング」はエキサイティングなトラックだ。
このバンドはプロモーション・ビデオが良いのでDVD化を望む。
そして問題のマニアD.は、アヴァンギャルドな(と言うより変な?)ライブ映像が2曲。
マニアD.はマラリアの前身バンドであり、グドルン・グートとベティーナ・コスターが所属していた。
ノイエ・ドイチェ・ヴェレのファンにとって非常に貴重な映像である。
ザ・ベスト・オヴ・ニナ・ハーゲン
最近頻繁に歌姫という言葉がよく使われている。浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、その他いっぱいいるけどそんなものどうでもいい。僕にとって歌姫はニナ・ハーゲンだけしかいない。ロック・オペレッタとは彼女で始まり彼女で終わる。彼女の前では超ハードコアなサウンドでさえ歌謡曲程度にしか聴こえない。エクソシストからオペラまで、変幻自在な音色はあまりにも魅力的で、あまりにもアブない。歴史的傑作アルバム「ウンバハーゲン」からの収録曲である「アフリカン・レゲエ」はあまりにもエキセントリックでかっこいい。超前衛芸術的な作品の数々にはほぼ満足しているのだが、彼女の最高傑作である「墓場にて」が収録されていないのが残念だ。
Unbehagen
UK盤CDに書いたレヴューが、1stとこの2ndのカップリング盤に勝手に転用されたのでw、改めてレヴューを書かせて頂きます。
例えは悪いが、時代に埋もれた不発弾のように、今だ危険を孕んだカルトアルバム。
戸川純、椎名林檎などの国内アーティストにも影響を与えた
ニナの超絶的歌唱力と、早すぎたミクスチャー・サウンドは
今聞き直してみても、非常に斬新かつ新鮮。
独特の不快感をも含んだかっこ良さ、エグさは聴く者を選ぶだろうが
一度ハマると決して抜け出せない強烈なインパクトを放つ。
1stよりも、ハードかつヘヴィにグレードアップした感のあるこの2ndは
歴史的傑作だと、個人的に思う。
ぜひご一聴を。
Nina Hagen
1曲目の「MOVE OVER」から背筋がゾクゾク来ました。
一番のお気に入りは5曲目に入って居る「LAS VEGAS」もうサイコーです。
11曲目の「AVE MARIA」は、それ以前の曲の激しさを醒ましてくれる様な
感じで、「とり」の曲にふさわしいかもしれませんね。