アンフォゲッタブル
ナット・キング・コールの娘として親の七光りを受けているナタリーですが、
彼女自身の実力も素晴らしく、いやらしくなく聴けます。
自慢の声域でハイ・トーンを張り上げる歌手は多いですが、
ナタリーの声は伸びやかでとても気持ちいい。
バックのオケ、ストリングスのアレンジも素敵です。
ハイソというか、ゴージャスというか、古き良き時代のアメリカを感じさせるような空気が流れています。
冬、あたたかな部屋で聴くのにぴったりな雰囲気です。
グラミー賞グレイテスト・ヒッツ! VOL.1 [DVD]
英語力ゼロの私が、マイケルジャクソン旋風に飲み込まれ、マイケル観たさにこのようなDVDまで購入してしまいました。まったく興味のない世界の人の歌なんか聞けるはずもないと思っていましたが、一度見ただけで、マイケルの熱唱を初め、他の受賞者の楽曲は、また観たい聞きたいと思ってしまうほどの魅力的なものです。このような事態には洋楽オンチの私自身がもっとも驚いています。
追伸、マイケル・ジャクソンなんて、生前は、興味もない世界の人であったにもかかわらず、ゴシップなどは、すんなり受け入れてそういう人だと思っていたことを、恥じています。この場を借りて懺悔します。生前よりマイケルの魅力を知って、日本で応援され続けたファンの皆様のおかげで、マイケルが日本を愛してくれたことを心から感謝したいです。
ラヴ、アゲイン ~デイヴィッド・フォスター プレゼンツ~
David Foster のファンであれば、やはりこれは持っていないと!という一枚です。あらためて彼のたどってきた足跡を再確認できます。いくつになっても素敵な David を思い描きながら秋の夜長に是非聞き惚れてみてはいかがでしょうか?
アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ [DVD]
1992年のグラミー賞ウィナー、ナタリー・コールの1時間半にも及ぶ2003年のライブである。フルバンドをバックに豪華衣装を着こなし、スタンダードナンバーを中心に18曲を歌いこなしている。
亡父のナット・キング・コールは天才歌手&ピアノ奏者で40代の若さで他界してしまったけれども、ナタリーは遅咲きのスーパースターといえるだろう。幼いとき溺愛され、若いころは無軌道ぶりの目立つポップスシンガーだったが、父親の年齢を越した今、父に劣らない実力と人気を備えるようになった。
声は中高音で一時はがなる事が多かったが、「アンフォゲッタブル」でグラミー賞を獲得してからは実に味のあるジャズを披露するようになった。1曲1曲歌詞をかみ締めて歌い、この人のステージは何よりも華がある。本作品は脂の乗り切ったナタリーのエンターテインメントを十二分に楽しめる。
ゲストとしてダイアナ・クラールが招かれている。普段余り笑わない彼女が歯茎を見せているところなど、いかにナタリーを尊敬しているかがわかる。