ALL ABOUT SORCERIAN―ソーサリアンのすべて
Sorcerianの曲って最高にいいですよね!以前知り合いからこの本(オリジナル版)を見せてもらったとき、全60曲はさすがにきついので、自分の気に入っている曲だけ数曲、楽譜をコピーさせてもらったんですよ。しかしそれから10数年、今でもSorcerianの曲は色あせる事などなく、全曲の楽譜なんとか手に入らないかなぁ、と思っていた矢先、復刻版を発見!ダメもとでネット購入しましたが、楽譜も削られないで全曲健在!やっと念願の夢が叶いました!
ソーサリアン スーパー・アレンジ・バージョンII
追加ディスク版シナリオとユーティリティの音楽だけでも懐かしい。
何より一番有名な「ビューティフル・デイ」が収録されているのが良かった。
プレイした人なら納得のCD。音源も懐かしく、それでいて綺麗でした。
ソーサリアンオリジナル CD-ROM版
基本的には8801、9801オリジナルよりも簡単になっていますね。
・暗き沼の魔法使い の迷路が圧倒的に簡略化されている。
・最強魔法NOIRA-TEMが格段に強くなっている。
不老不死にしてしまえば、余程のことがないと死なないので、気軽に楽しめます。
個人的には戦国ソーサリアンやピラミッドソーサリアンを出して欲しいのですが、
ファルコムさんは全く出す気がないようです。それが不満。
ソーサリアン MD 【メガドライブ】
ファルコムの傑作ARPGのメガドライブ版。
PCからの移植ではなく完全オリジナルのシナリオが特徴。
曲もペンタウァなどベースのもの以外は新曲であり
つい最近もサントラCDが有志の手により発売されるなど
根強い人気を誇るゲームです。
全部で10のシナリオで構築されていますが9つ目までクリアしないと
最期のシナリオを遊ぶ事が出来ません。
妖精の竪琴を使い、音合わせの要素のあるシナリオ
『ツインアイランズ』が難しいのが難点ですが
今はネット検索などで詰まったら解放が見つかると思います。
発売された1990年当時は苦労したものです。
全てのシナリオをクリアするとサウンドテストモードが
解放され、余韻に浸ることが出来ます。
オリジナルのシナリオですがNPCが味のある連中が多く
とても楽しくプレイする事が出来ます。
PC版やPCエンジン版などで楽しめた『ロマンシア』の
シナリオが遊べないのはちょっと悲しいですけどね。
パッケージイラストの米田氏の絵も素晴らしいですね。
徳間書店から発売されていた上下巻の攻略本もファンなら
一緒に揃えて置きたいものです。
ソーサリアン 七星魔法の使徒 (限定版)
このゲームはとても残念な出来に仕上がったゲームです。
通常版のレビューで書かれている方もいますが、無理からポリゴンにされてしまっています。
当時はポリゴン化が流行っていたこともあり、良く言えば新しい試みにチャレンジした、
悪く言えば風潮に流されてしまった、ということでしょうか。
しかし残念ながらこのゲームの場合は後者に当てはまっています。
ただそれだけならまだしも、かなりやりづらさを感じました。
LRボタンでの画面の回転もただ煩わしく、いちいち面倒くさい。
剣での攻撃もボタン押しっぱなしで振り続けるのではなく、連打しないといけません。
あと街での移動も面倒くさい・・・。
ソーサリアンは家庭用ではMD版とPCE版でしかなかったため、このDC版の発売は本当に嬉しかったものです。
ただでさえMDやPCEより綺麗に描写できるのですからポリゴンにしなくても
グラフィックを緻密に描き込むとか出来たはず。
あとはシナリオを多く入れるとか、過去作品のシナリオを遊べるようにすれば
ソーサリアンファンや新規ユーザーは喜んだのではないでしょうか。
本来名作と名高いゲームだけに本当に残念でなりません。
とはいえ家庭用の最新作を出してくれたこと、
またサウンドトラックは評価に値できるところです。
もう一度、古き良きあのスタイルで最新作が発売されないでしょうか。
ただただ願っています。