オードリー・ヘプバーン 生誕80周年 『昼下りの情事』+『想い出のオードリー』スペシャルDVDボックス(2枚組)
「昼下がりの情事」、池田オードリーについては多くのレビュアーの方々が心をこめてコメントされており、付け加えることはありません。
「想い出のオードリー」は、ジバンシーを始めまさに錚々たる人々が生前のオードリーについて語ります。
「ヘップバーン」と聞いて「キャサリン・ヘップバーン」と勘違いした、というジバンシーをはじめ、「ローマ・」におけるデビューがいかに鮮烈だったか、俳優としてまた一人の人間としていかに偉大な人であったか、などが多くのビッグネームたちによって生き生きと語られます。
本人へのインタビュー映像もあり、「ローマ・」撮影の終盤、別れのシーンで悲しくもないのに泣くことができず、平素は温厚なワイラーに怒鳴られてやっと涙が出たなどと語っていて、彼女の誠実な人柄が伝わってきます。
「いつも二人で」、夫の痛烈な皮肉を浴びて一変する表情は、当時の彼女のプライベート・ライフ(夫メルとの不仲、離婚)と重なり、痛々しささえ感じます。
「直感」で演技をしてきたという彼女ならではでしょう。
「ティファニー・」の音楽を手掛けて以来すっかりオードリーに魅了されていたH・マンシーニは、この映画の中で彼女に「Something for audrey」という曲を捧げています。
今となっては有名なお話ですが「ムーン・リバー」のエピソードも、、、。
今となっては登場するほとんどの人たちが鬼籍に入っており、劣化している映像もありますが、それだけに価値ある内容です。
多くの出版物によりすでに良く知られているエピソードもありますが、この一枚のDVDで改めて彼女の人生をパースペクティブに理解することができます。
欲を言えば、66分というボリュームは少しコンパクト過ぎるすような気もしますが、これを言うとキリがないので、、、。
ビリー・ワイルダーのロマンティック・コメディ 『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』『昼下りの情事』
ビリー・ワイルダー監督の『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』『昼下がりの情事』の3作を
伏線映像手法、特に伏線の張り方の完全分析。
僕は、舞台や映画やドラマなどのお芝居で役者がやる演技の
「つい〇〇する」の「つい」には必ず理由があるのだと仕込まれたが、
ワイルダー監督のそれにもすべて意味がある。
しかしずさんなところもあるわけで、それはすべてを丁寧に描いていたら
説明的で見ていられないコメディになるからだ。
それからこの本ではそう重点が置かれていないが、コメディを成功させるのは
人物設定、つまり登場人物のキャラクター設定である。
マリリン・モンローはバカでいなくてはならないし、ジャック・レモンはスケコマシの
ギャンブル狂でなければならない。
昼下りの情事 (ニューマスター仕様) [DVD]
アリアーヌの女心が痛いほどわかって、何だか切なくなったのだが、最後は、ハッピーエンドだったので、満足したし、感動した。この映画は、ストーリーが大変面白いと感じた。ミステリー色も強いような、コメディのような。それから、忘れてはならないのが、いつでもどこでも出てくる楽団だ。サウナの中まで出てくるシーンは、本当に可笑しかった。「魅惑のワルツ」を初めとした、バックミュージックもロマンチックで、素敵だった。この作品では、ヘプバーンが、セミロングの髪型だったり、二つに結わえたりしているのだが、個人的には、ロングヘアの方が似合うのでは、と感じる。
昼下りの情事 [DVD]
1957年公開作品、主演は永遠の妖精といわれた女優のオードリー ヘップバーン(代表作「ローマの休日」)、2枚目俳優のゲーリー クーパー(代表作「ヨーク軍曹」)、名監督ビリー ワイルダーらしい洒落た魅惑的作品に仕上がっている(代表作「お熱いのがお好き」)映画撮影時、オードリーは28歳だが可憐で可愛らしく実年齢よりもはるかに若く見える、ゲーリーは56歳だが実にスマートで格好良い!。